2017年度 目路はるか教室

2Eコース

人に喜んでいただける仕事について

昭和52(1977)年卒業株式会社 H&Pニューオータニ 代表取締役社長

本間 弘貴 氏(ほんま ひろたか)

 目路はるか教室も今年で20回を迎えるとのこと、誠におめでとうございます。節目の20年目に講師をさせて頂き、大変光栄に思っております。また、私の講話を選んでくれた普通部生の皆さん、ありがとうございました。当日の講話の概要については、以下の通りとなります。

9:00〜(10分)

 挨拶 自己紹介と今日の講話の流れ

9:10〜(25分)

 会員制スポーツクラブ ゴールデンスパ内を見学

9:35〜(20分) <講話第1部:会員制スポーツクラブの話>

 会員制スポーツクラブ:ゴールデンスパの話。お金を掛けてでも手に入れるべきもの=健康。「ゴールデンスパに通い続けているおかげで、この年になっても元気。スパに感謝。」と言われるが、「人に感謝されるお仕事」は、やっていて精神的にも良く嬉しいものです。

9:55〜(25分) <講話第2部:学生時代の話>

 学生時代:幼稚舎、普通部、高校、大学の16年について話す。

10:20〜(70分)  ホテルニューオータニ内を散策・見学

11:30〜(30分) <講話第3部:ホテルの話、人に喜んでいただける仕事とは>

 <ホテルニューオータニに就職してからの経験談>

 レストラン、客室、フロントサービス、フロントオフィス課、マーケティング課、国際営業課、幕張開業準備室、マネージメントサービス部長、宿泊部長、H&Pニューオータニ(ゴールデンスパニューオータニ運営会社)支配人、社長についての経験談。

 <大学卒業後の34年間を経験して思う事>

 一般的に就職後、約43年働くことになるが、やりたいことに一生を費やせる人生は幸せ。「人に感謝され、多くの人を幸せに出来、世の中に貢献出来るお仕事は素晴らしい」

 仕事をする期間は人生の大部分を占めるので、流されずやりたいことを見つけて下さい。

 <ホテルの話:ホテルコーヒーショップでは何を売っている?>

 ビジネスマン2名の商談の場合、外国人旅行客1人の場合を例に、コーヒーショップではコーヒーそのものも売るが、サービスこそが商品であることを話す。サービスには無数のパターンがあり、ホテルスタッフは良いサービスが出来るため日々勉強し続けている。

12:00〜(30分) <講話第4部:普通部2年生以降どう過ごすのがお薦めなのか>

 普通部2年生から大学卒業まで、以下の3つのこと心がけることを薦めた。

 ①<自分の引出しを作る・スペックを上げる>

 :自分らしい特技・趣味・個性を継続して磨く

 受験しなくても大学まで行ける環境でもあるので、自分の趣味や特技などを磨くこと。役に立つからやるよりは、本当に興味があって好きだからやる。自分の引出しが本物に。人は皆、持っている才能や個性が備わっている。その良さを十分に開花させる事が大切。

 ②<人となりが認められる存在になる>:認められる人柄

 人は友達の人となりを良く見ているもの。良いところも悪いところも全て印象に残し、覚えているもの。良い奴であること。尊敬される生き方をすること。真剣に、一生懸命にやる。没頭する。プロになる。評判になる。みんなそれを見ていて繋がりが広がる。

 ③<何でも話せる仲間を作る>:友人・仲間

 友人・仲間は慶應16年間の財産、卒業後も学校行事に参加することで友人(財産)が拡大。中学、高校、部活、友人の友人など、近しいと感じることで良い関係に繋がる。

 「目路ははるけし」⇒皆さんの将来は色々な可能性がありその視界は遥かに広がるものがあります。「人に感謝され、多くの人を幸せに出来、世の中に貢献出来る自分らしいお仕事」を探してください。30・40年後の皆さんの活躍を楽しみにしています。

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