2024年度 目路はるか教室
3Iコース
食と人生の美味しい関係
グルメプレゼンター/横浜中華街グルメ大使
橋本 陽 氏 (ハシモト アキラ)

「こんニクは!お肉大好き、はっしーこと、橋本陽です!」そんな挨拶から始まった私の授業は、きっと今までの目路はるか教室でも、かなり異色の存在だったかと思います。
と言うのも、私は慶應を卒業後に広告代理店の電通に入社したにも関わらず、日本全国を食べ歩き、テレビやSNSでグルメを紹介する道を歩んだから。決して順風満帆な人生ではありませんでしたが、人生初の挫折とどのように向き合い、自分ならではの道をどのように切り拓いたか、その経験と考え方についてお話しさせていただきました。
私の場合は、人生で落ち込んだ時に「美味しいごはん」が自分を救ってくれました。どんな人にも平等に、無条件に応援してくれるパワーがある。そんな「食」への恩返しで、食を通じてより多くの人を笑顔にしていきたい。そういった想いからライフワークならぬ、ライスワークとして、食の道を歩んでおります。
出身の横浜が大好きで、横浜中華街で史上初のグルメ大使にも就任したので、今回は「横浜中華街でランチを食べながら講義」をおこなう形式で開催。学生たちに「ニンジン」をぶら下げたのが功を奏したのか、おかげさまで皆が和気藹々と楽しんでくれたことが大変嬉しく、自分の学生時代の思い出とも重なりました。
私が「食」で自分の旗を立てたように、学生たちも個人個人の強みを見つけて、伸ばして可視化させて求心力を持たせる、それぞれの「旗」を立ててくれることを願っております。私も初心に返り、学生たちの目の輝きに負けじと、ひとつひとつ地道に精進いたします。
改めて、今回は歴史ある目路はるか教室の講師にご指名いただき、誠にありがとうございました。参加してくれた生徒たちをはじめ、引率の大久保先生、そしてちょっと変わった授業にも関わらず温かく送り出していただいた保護者の皆さまに、心より御礼を申し上げます。これからも栄養面で困ったことがありましたら、ぜひ気軽にお声がけください。