2023年度 目路はるか教室
3Iコース
越境のすすめ ~○○ボーダーラインを超えてみよう!~
ブックオフグループホールディングス株式会社 代表取締役社長
堀内 康隆 氏 (ホリウチ ヤスタカ)
目路はるか教室の講師の機会を頂き、自分の人生を振り返りながらテーマとして「越境のすすめ」とさせて頂きました。
私が中学受験を終えて普通部に合格した時にまず思ったことは「もう受験をしなくてよい!」「安定した環境で楽しい時間が過ごせる!」でした。しかし人生を振り返ると私自身の大きな成長は、自ら別の道を選んだことがきっかけになっているな、と改めて気が付きました。
大学生活や社会人生活の経験として、経済学部から商学部のゼミに飛び込んだり、ニューヨークで働く決断をしたり、コンサルタントからブックオフに転身する選択をしたり、それが成長する大きな転機となりました。
「枠」を飛び出すことで別の世界を感じること、そして「枠」を超えることでしか味わえない苦しさも含めた経験が、新たな機会を創り出し、今の人生を形成しています。何となく過ごしている「枠」から一歩踏み出すことで、自分の中に多様な経験と知識が広がり、大きな力となりました。変化のスピードが速く、複雑で正解がない経営環境の中で枠を超えた様々な経験が意思決定に生かされていると感じます。
「枠」を超えると大げさですが、今回の講義の中では今からできるおススメとして「寄り道すること」「旅をすること」「新聞を読むこと」を話しました。実は今からでも自分の意識一つで実践できます。「越境」する行動は失敗も成功もあるけれど、その行動には必ず価値があり、「越境」する行動は未来への第一歩につながります。「越境」による刺激を活かして、皆さんも未来の自分を積み上げていってください。
この度、このような機会を頂きとっても半生を振り返る価値ある時間となりました。また普通部生の皆さんと触れ合う機会でエネルギーを頂きました。普通部生の皆さんの未来が明るくキラキラしたものになることを心から願っています。応援しています!