2019年度 目路はるか教室

2Jコース

テレビの進化と深化

平成5(1993)年卒業日本テレビ放送網 株式会社

関根 龍太郎 氏(せきね りゅうたろう)

 普通部の学校紹介で、荒川部長が『「普通」とは、「あまねく、通ずる」ことを学ぶ場と紹介されています。テレビは数年前まで、「あまねく、通ずる、マスメディア」でした。しかし、デジタルの普及により、生活者のメディア選択は、より〝個人嗜好〟に寄ったものになり、テレビがマスメディアであることが難しい時代になりつつあります。目路はるか教室では、「テレビの進化と深化」というテーマで講義と体験学習させていただきました。まさにデジタル世代の生徒からどんな反応が返ってくるのか。私自身も貴重な機会として、交流を楽しませていただきました。

 丁度、目路はるか教室が開かれたのは、日本中が〝ONE TEAM〟となり、盛り上がったラグビーW杯の直後でした。日本テレビは前回大会で〝W杯史上最大の番狂わせ〟と言われた南アフリカ戦を放送するなど、長年、ラグビー日本代表の活躍を伝えてきました。

 教室では今回のラグビーW杯日本開催の「一生に一度の感動」を伝える為、日本テレビ社内が、いかにONE TEAMで取り組み、ムーブメントを創っていったか。また、体験学習「みんなのドラマ」では、成功する番組で多くのスタッフがどのようにチームとして動くことが大切かを体験できるプログラムを行い、どのグループも極めて優秀なチームワークを示してくれました。

 教室を通して、「個人という枠にとらわれるのではなく、チームとして動くとことで、より多くの人に豊かな時を提供できる」≒「ひとりがみんなのために、そして、みんなで一つの目的のために」という、2019年、ラグビーW杯を通して、日本テレビが伝えたかったこと。その根源が、普通部が大切にする「人間交際」にあることを生徒たちが感じ取ってくれていれば、幸いです。

 

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