2019年度 目路はるか教室
1Hコース
一枚の布に込める思い
昭和61(1986)年卒業ブルーミング中西 株式会社
中西 一 氏(なかにし はじめ)
この度は「目路はるか教室」にて講師をするという機会、そして日本橋人形町という地に普通部生が足を運んでもらう機会を作っていただきありがとうございます。
このお話を頂き当日どのように進行していこうかと考えました。自分が学生の立場であったら何が楽しいかに焦点を当て座学よりも経験を多くできるようにしようと決めました。
色々な経験をしてもらいましたが、以下に簡潔にまとめてみました。
・集合場所は弊社受付
当日引率される先生と事前に打ち合わせをさせて頂いた際、人形町の駅で集合の予定でしたが通勤時間帯でもあり集合場所を直接弊社本社ビル1階としました。見知らぬ地で目的地を目指す経験。
・弊社展示会を見学
当日は展示会を開催していましたので、普通部生には多くの商品を会場にて実際に見て感じて頂く経験をしてもらいました。また会場には多くの取引先が来場していましたので、実際に商談が行われている中での見学はなかなか普段できない経験であったと思います。
・店舗にて「自分の一枚」を作り上げる
本社に併設する店舗にて実際に商品及び刺繍する文字を選んでもらい「自分の一枚」を作り上げる経験をしてもらいました。自分で選択する経験、意外と重要であると感じています。
・ディスカッションと発表
会議室にて会社の概要と商品の製造工程を聞いてもらい、その後数名のチームに分かれ展示会及び「自分の一枚」を作り上げることに関してディスカッション、チーム毎に発表をしてもらいました。話を聞くだけではなく自らの意見を発言、まとめ、発表する経験をしてもらいました。
・最後に少しだけ私の話をさせて頂きました。普通部生にはいくつかの言葉を伝えました。
「損して得とれ」
「楽なことよりも楽しい事を選択しよう」
「楽しむ勇気」
「好きなことに打ち込む」
いずれの言葉も友人恩人から様々な機会に投げかけてもらった言葉であり、その言葉をもらった背景を含めて話しをさせていただきました。今でも自分の軸となっている言葉です。
教室終了後、普通部生からの感想文を頂き、読ませて頂きました。様々な視点で弊社及び商品を表現していた事は私にとっても大変勉強になり、実際に普通部生を展示会場で案内したスタッフ、店舗にて対応させて頂いたスタッフに聞かせたところ普通部生の感謝の言葉に大変感動していました。伝えているようで色々なことを教わった「目路はるか教室」、今回の「目路はるか教室」が普通部生にとって少しでも未来の礎を築いていくきっかけになればと願っています。
結びに、今回このような機会を与えて頂きました皆様に感謝申し上げます。