2024年度 目路はるか教室
1Jコース
「過去と未来をつなぐ:目路はるか教室での発見と体験」
株式会社ヤマシタ 代表取締役社長
山下 和洋 氏 (ヤマシタ カズヒロ)

慶應義塾普通部で「目路はるか教室」の講師を務める機会を得られたことは、非常に意義深い経験でした。この機会を与えてくれた推薦者、母校、中学時代の担任で現普通部部長の森上先生、この授業の準備・運営に尽力くださった池田先生、源馬先生に深く感謝します。
授業では、私自身の体験と、私が代表を務める株式会社ヤマシタのビジネスモデルに関するコンテンツで、講義とワークショップを組み合わせた内容を設計しました。
メインは、少子高齢化が進む日本社会を支える介護用品の体験で、介護ベッドのノーリフティングケア技術や車いすの調整技術を通じて、介護する側とされる側の身体的負担を軽減する重要性を学んでもらいました。
また、AI技術の進化についても取り上げ、ChatGPT 4oを用いた最新音声技術の実演や、AIが将来の職業や日常生活にどのように統合されていくかを体感してもらい、株式会社ヤマシタの「長期ビジョン2030」動画視聴、テスラの家事代行ロボットの事例も交えながら、これらの技術が生活の質向上にどのように寄与するか等も考えてもらいました。
他にも、フラフープを用いたチームビルディング体験や、基礎教育の重要性とそれらが未来の挑戦を可能にする土台となることも伝えました。
今回のこの授業が、急速に変わる社会に興味を持ち、新技術をどのように活用するか、また日々取り組んでいる勉強について等、皆さんが考えるきっかけになれば幸いです。
最後まで、積極的に授業に参加してくれた生徒の皆さんにも心から感謝し、この経験が新たな挑戦への発見、過去から未来への架け橋となり、これからの未来を「豊かに生きる」一助となることを願っています。