2022年度 目路はるか教室
2Bコース
目路はるか教室を終えて
曙ブレーキ工業株式会社
鈴木 信吾 氏 (スズキ シンゴ)
この度は卒業生として普通部生に講義をするという貴重な機会を頂きありがとうございました。春頃だったと思いますが、目路はるか教室講義のお話を頂いたときは、正直言って自分でいいのか?、そして自分が普通部生の役に立つような話ができるかどうかについて戸惑い悩みました。なぜ自分に声がかかったかを考えてみたところ、たぶん「信吾はいつも楽しそうにやってるから、人生が楽しくなるような秘訣でも話せ」ということなのかなと思い振り返ってみたところ、自分は趣味を通じていろいろな人との交流があり、それが媒介となって更に趣味が楽しくなっていったことを思い出した次第。そこで、自分はどうして趣味に出会ったか、どうしてその趣味にハマっていったのか、どうしてその趣味を長く続けることができてきたのかといったことについて紹介をさせていただきました。生徒からの事前質問では「どうやって趣味を見つければ良いのか?」というものがありましたが、私からは「趣味は見つけようと思っても見つかるものではありません。いろいろなことをやっている中でビビっと来たものが趣味になる可能性があるので、とにかくいろいろなことをやってみて下さい。」と回答しました。また、趣味を長く続けることができたのは仲間の存在だったことにも触れました。趣味をより楽しくしてくれたのは仲間でしたし、思い通りに上達せず嫌になったときにそれを乗り越えられたのも仲間のおかげでした。
趣味の話に加えて、①自分の仕事である「自動車用ブレーキ」について、②広報という業務に長く携わっていたことから「テレビや新聞の報道を見るときの注意点」、③勤務していた日本企業がある日急に外資系になった経験や自分の子供を育ててきた経験の中で感じてきた「海外生活の勧め」についても紹介させてもらいました。講義を聞いていただいた普通部生の皆さんにとって少しでも何かのヒントになればうれしいと思います。