2022年度 目路はるか教室

1Gコース

第25 回目路はるか教室を終えて

株式会社ブグラーマネージメント 代表取締役社長  ネクストミーツ株式会社 取締役

永田 雅乙 氏 (ナガタ マサオ)

 私が教室に入ると普通部生たちは赤髪ロン毛のおじさんである私の風貌に呆気に取られた顔をしていた(笑)。そしてこのGコースを選択してくださったこの普通部生たちの多くの理由が私の「留年」「停学」と言うキャッチーなプロフィールにあったことを知り、授業のスタートから笑ってしまった。この授業をするにあたり、学生時代問題児だった私がどう今の普通部生のお役に立てるのか熟考した。
□✓失敗という挫折は、未来の自分から見ると大切な宝物であり怖がる必要はない。
□✓学校の成績はあなたと言う人間の評価ではない。
□✓失敗を恐れず行動を起こす・チャレンジをすることの大切さ。
□✓自分を批判する人・気が合わない人と付き合う必要はない。が、自分の大切な人を見極めるためには必要な人。
□✓人は誰もが「輝く何か?」を持っている。人生は様々な経験を通し、自分の「輝く何か?」を見つけるゲーム。
□✓お金と幸せは比例しない。
□✓お金は追うものではない。何かに没頭し、誰かのお役に立ち、その後ついてくるもの。
□✓人を笑顔にする仕事をする
□✓自分の感情は都度意識して自分で決める。
□✓結果は全て自分に由縁する。全ては自分のせい。
□✓過去は記憶に過ぎない。未来は想像に過ぎない。「今」に集中し、「今」を必死に生きる。
□✓仕事も人間関係も「あなたでなければならない理由」を自問自答する。
 彼らに大切な青春の「今」を良いものにして欲しく、伝えたいことが波のようにいくつもいくつも湧きだし上手に伝えられたかは?のままだ。コロナ禍を通し、人々のライフスタイルは激変し、ステーホームによりコミュニケーションが希薄になり、価値観も多様化したように感じる。そのどれ?が正解・不正解と決めるのではなく、その多様性を受容できる感覚を伝えたかった。そして他人の価値観を尊重し、自分の価値観(軸)を育て彼らが社会に巣立つ10年後の別世界に役立てれば、変化に強い人になって欲しい想いを乗せて話をさせて頂いた。いづれにしてもこの普通部生との対話において一番学びを頂けたのは私であったことは間違いない。

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