2025年度 目路はるか教室
2025年度3Jコース
「2死満塁でヒットを打つために」野球少年がNY金融街で働くまで
バンク・オブ・アメリカ(Global Markets, BofA Securities Inc)
吉本 貴晶 氏 (ヨシモト タカアキ)

このたびは、目路はるか教室にお招きいただき、誠にありがとうございました。1998年、僕が生まれた年に始まった本教室で講話の機会をいただき、ご縁と先輩方が積み重ねてこられた歴史の重みを感じました。当日は、普通部生の皆さんのまっすぐな眼差しに触れ、こちらが学ぶことの多い時間となりました。
今回、教室を通してお話しさせていただいたのは、“結果を出すための向き合い方”についてです。私自身が人生で大切にしている“想像力と準備”という考え方を、普通部生の皆さんが日々取り組む部活動、とくに野球部の練習風景に重ねてお話ししました。ひとつの素振りであっても、どんな状況を思い描いて振るかで準備の質は大きく変わります。特別な才能よりも、そうした思考と積み重ねが大きな場面で力を発揮するという点を意識してもらえれば十分だと考えていました。
後半のマンダラチャート作成の個人ワークでは、各自が静かに自分と向き合い、言葉を選んでいました。短い時間であっても考えが整理されていく様子がみてとれ、このような思考の機会が、これからの判断の軸を形づくるのだと改めて感じました。
講話全体で意識していたのは、正解を示すことではなく、皆さんが自分の経験と重ね合わせながら考えるきっかけを持つことです。結果は偶然ではなく、日々の姿勢の積み重ねから生まれるという感覚を、少しでも掴んでもらえていたら嬉しく思います。
最後になりますが、このような機会を整えてくださった関係者の皆さまに深く感謝申し上げます。普通部生の皆さんがこれから挑戦の場に立つ際の一つの視点となれば幸いです。