2025年度 目路はるか教室
2025年度2Bコース
様々な出会いと感謝の心
福島県警察警務部長
早藤 貴之 氏 (ハヤフジ ヨシユキ)

このような機会を与えてくださった「目路はるか教室」スタッフの皆さん。そして、警察という仕事に興味を持ってくれた学生の皆さん。本当にありがとうございました。学生たちの質問の全てにお答えしようと最善を尽くしましたが、最後はかなり駆け足になってしまい、学生の皆さんには難解な部分もあったと思います。申し訳ありませんでした。180分の授業中、学生たちにどこまでお伝えできたか分かりませんが、私がお伝えしたかったことは次の二つでした。
一つは、「質の高い教育機関である慶應義塾の中にあって、漫然と学生時代を過ごすことなく、目標を持ち、自分のペースでその目標の実現に向けて頑張ってほしい。」ということ。もう一つは、「将来、日本を牽引するリーダーになる皆さんだからこそ、誰に対しても謙虚に、利他の心を持ち、人の話に傾聴する姿勢を培ってほしい。」ということです。
一つ目については、私自身が、将来のことを何も考えずに学生時代を漫然と過ごした結果、社会の厳しさを身をもって経験したこと。その厳しさから逃げたがゆえに、困難なことから逃げる癖がついてしまったこと。自分の弱さを他人や社会のせいにしてはならず、その弱さは自分で乗り越えていかなければならないことをお話ししました。
二つ目については、今になって、こうして世の中のために働くことができるのは、厳しく育ててくれた両親や温かく包み込んでくれる家族、40年来の付き合いの慶應蹴球部のチームメイト、道徳の大切さを教えてくれた恩師、犯罪に共に立ち向かう上司や同僚、海外治安機関の同志の支えがあったからこそというお話をしました。そして、人生のどん底を経験した者として、授業の最後に、「誰に対しても感謝の気持ちを忘れてはならない。」ということも付言いたしました。
皆さんのこれからのご活躍を心から祈念いたします。