2025年度 目路はるか教室

2025年度1Hコース

スポーツは社会とつながる力を持っている

一般社団法人スポーツを止めるな共同代表
慶應義塾大学大学院 メディアデザイン研究科 研究員

最上 紘太 氏 (モガミ ユウタ)

 「目路はるか教室」にて、「スポーツで社会をよくするってどういうこと?」というテーマで授業を行いました。対象は中学1年生の皆さん。会場は日本オリンピックミュージアムでした。
 授業ではまず、「スポーツって何だろう?」「社会って何だろう?」という、とてもシンプルだけれど大切な問いから考えました。スポーツは、ただ体を動かしたり、勝ち負けを競ったりするだけのものではありません。人と人をつなぎ、応援や協力、思いやりが生まれる場でもあります。
 社会もまた、人が集まり、関わり合うことで成り立っています。そこで、スポーツの力を使うと、社会の中の困りごとや課題にどう向き合えるのかを、一緒に考えました。災害が起きた地域で人が集まるきっかけをつくること、誰かが一人で悩まないようにすること、年齢や立場を超えて人がつながること。スポーツには、そんな可能性があることを紹介しました。
 質疑応答では、将来のこと、部活動のこと、挫折したときの考え方など、たくさんの質問が出ました。一人ひとりが、自分の経験と重ねながら話を聞いてくれているのが伝わってきました。
 この授業をきっかけに、スポーツには「楽しい」「強くなる」以外にも、新しい価値があることに興味を持ってくれる人がいたら嬉しいです。また、これから部活動に励む皆さんが、仲間や周りの人、そして社会のことを少しだけ意識しながらスポーツに向き合ってくれたら、それもとても嬉しいことです。スポーツとの関わり方は人それぞれです。今日の学びが、自分なりの関わり方を考える小さなヒントになれば幸いです。