2025年度 目路はるか教室
2025年度1Gコース
「普く通ずる学び」の一助として
株式会社東京鋲兼 代表取締役会長CEO
泰洋産工株式会社 代表取締役会長CEO
筑比地 利昌 氏 (ツキヒジ トシマサ)

「皆さん、良い目をしていますね。」私が普通部に入学し、担任の山本先生がC組全体に最初におっしゃった一言を、私も後輩達に同じように伝えることから、目路はるか教室をスタートしました。
普通部の歌の歌詞「目路ははるけし」「まなこをあげて あふぐ青空」。この教室のタイトルにもなるように、普通部生の可能性が溢れている目路を広げるお手伝いができる機会を頂けたことは大変有難いことであり、普通部100年記念行事として1998年に始まった本教室の襷を社中協力で繋いでくださっている世話人の方々、諸先生方に謹んで御礼申し上げます。
受講生の方への私の紹介文に、国会議員秘書、銀行でのアライアンス・新サービスの企画開発、中小企業のM&A、中堅企業におけるAIの利活用等について掲載したところ、開催前に熱量溢れる手書きのメッセージを頂き、「政治について・社会で活躍するには何が必要か・M&Aについて・AIの現状やどのように企業で使われているのか」等、幅広い質問が寄せられました。
24名の普通部生と髙橋先生、秋葉先生に本社迄お越し頂き、一人ひとりの質問について、疑問に思った背景も含めて口頭で皆に伝えてもらい、その質問に答えていくスタイルで進めました。その後、旧安田庭園と東京都慰霊堂を通って昼食会場に移動し、昼食をとりながら質疑応答の時間を設けました。先生方とも労作展が生み出す学校の雰囲気による普通部と中等部の違いなどを話し合い、私自身も学びの多い3時間となりました。
後日届いた感想文では「自分も将来会社を経営してみたい・失敗を恐れず多くの事に挑戦したい・来年もまた来てください」といったコメントを頂き、慶應義塾草創期からの精神である、教える者と学ぶ者との師弟の分を定めず、先に学んだ者が後で学ぼうとする者を教える「半学半教」を、お世話になった普通部で体験させて頂けたことは大変有難く、普く通ずる学びの一助となっていれば幸いです。