2025年度 目路はるか教室
2025年度1Cコース
自分の弱さを「可能性」に変えて、未来を歩もう
球大学大学院 医学研究科 形成外科学講座 教授
琉球大学病院長補佐
清水 雄介 氏 (シミズ ユウスケ)

この度は大切な後輩の皆様にお話しする機会をいただき、心から感謝申し上げます。まだあどけない1年生の皆様の生き生きとした瞳に触れ、私自身も大きな刺激を受けました。本当にありがとうございます!
今回の講義では「外科医によるベンチャー起業 〜自分の弱さとの向き合い方〜」というテーマでお話ししました 。形成外科医としての歩み、コートジボワールやバングラデシュでの途上国医療活動、そして大学での研究から生まれた再生医療ベンチャーGrancellの立ち上げなど、多岐にわたる挑戦を紹介しました 。また、後半に行った縫合実習では、皆さんが真剣な表情で針と糸を操り、楽しみながら取り組んでくれたことが非常に印象的でした 。
私が皆さんに最も伝えたかったのは、「マインドセット」の大切さです 。中学生という今の時期、勉強や部活動において自分の能力に限界を感じたり、苦手意識を持ったりすることもあるかもしれません。他の友達が眩しくみえ、自分に自信をもてないことがあるかもしれません。しかし、脳は一生成長し続けます 。今の成績や実力が一生を決めるわけではありません。大切なのは「自分は成長できる」と信じ、苦手だという思い込みを手放すことです 。
これからの長い人生、失敗や挫折は必ず訪れます。しかし、ピンチは常にチャンスでもあります 。常識を尊重しつつもそれにとらわれず、誰もやらないことに挑戦し、失敗しても何度でも立ち上がってください 。そして、独立自尊の精神を持ちながら、周囲への感謝と謙虚さを忘れず、仲間と協力して物事を成し遂げる力を養ってほしいと願っています 。
普通部で学び、友人たちと過ごせる今の環境は、それだけで素晴らしい幸せです 。皆さんがそれぞれの「目路(めじ)」を見つけ、明るい未来に向かって突き進んでいくことを、心から応援しています。いつか、社会を支える逞しいリーダーとなった皆さんと再会できる日を楽しみにしています。