2025年度 目路はるか教室
2025年度1Bコース
お金ってどう動いているの? 信託・投資・外国のお金のヒミツ!
三菱UFJ信託銀行 海外インベスターサービス営業部 上席調査役
神保 雄彦 氏 (ジンボ タケヒコ)

時代は大きく変わってきており、国が我々の生活資金を保証してくれる時代は終わりました。将来のための資産作りを人任せにせず、お金の貯蓄や運用方法を自ら学び、理解し、行動を起こさなければ、資産形成に大きな差が生まれることになります。お金に対しても、慶應義塾の「独立自尊」(自他の尊厳を守り、何事も自分の判断・責任のもとに行うこと)の精神が重要になって きました。
今回の「目路はるか教室」では、お金の3つの役割「交換機能」「価値尺度機能」「価値保存機能」について、インフレとは何か、資産運用の大切さ、そして外国為替の変動要因について説明を行いました。普通部生達は、長時間の金融に関する講義にも拘らず、一生懸命話を聞いていただけでなく、メモを取る生徒も多く、大変感心を致しました。外国為替の講義では「日本への外国人観光客が増えると、円安?円高?」等の質問に対し、多くの生徒達がしっかり考えた上で、大きな声で「円高!」と答えてくれた時は、中学1年生でも金融に興味があると実感し、同時に普通部の先生方が、生徒達の準備を確り指導して下さっていたのだと感じました。
資産運用や株式投資は「リスク」があると言う方もいらっしゃいますが、生徒達にはリスクとは変動幅のことであること、そしてインフレの時代に預貯金だけを持つことの問題点を説明し、理解をしてもらえたと感じています。
私は、社会人になってから、現在の会社で、外国為替業務や資産運用に関連した業務に長年従事してきました。資産運用に関する講義を人前で行うのは初めてでしたが、今まで自分が携わって きた仕事や経験をじっくり振り返る良い機会となり、このような貴重な経験をさせてくださった 「目路はるか教室」の関係者の皆様に深く感謝申し上げます。