労作展

2021年度 受賞作品

保健体育科

姿勢の研究〜最大限の力を発揮できるフォーム〜

1年M.S君

 今回初めての労作展で、 自分が今一番知りたいことや追求したいことは何かと考え、 テーマ選びには相当苦戦した。 そして悩んだ末、 「姿勢」 をテーマにした論文に取り組むことにした。 このテーマに決めたのには、 大きく二つの理由がある。 一つ目は、 小さい頃から母に 「姿勢を良くしなさい。」 と言われてきたが、 何となくしか理解できず、 そのうちに聞き流して未だに改善できていないことだった。 二つ目は、 これまで続けてきた野球の動きの中で、 パワーやスピードをより発揮しやすい姿勢を発見して、 自分のパフォーマンスの向上に繋げたいと考えたからだ。
 まずは姿勢とは何なのか、 良い姿勢とはどういう状態なのかを知るために、 文献を探した。 人体、 力学、 健康、 トレーニングなどの様々な本を読み、 その中で何冊かに絞り込んだ。 文献を読み進めていくと、 人間の身体は色々な要素が絡み合っていて、 人それぞれ個性もあるため、 「奥が深く、 難しい題目にしてしまったな。」 と少し怖気づいた。 しかし 「労作展は、 自分のための追求ができる機会だ!」 と思い直して、 今後に生かせる知識を学び、 自分自身の意識改革のためにやってみようと思った。
 文献をもとに学んでいくのは楽しかった。 自分なりに姿勢の力学を図に表すこともでき、 数字や理科の知識も役立つことが分かった。 次の難題は野球の動きの中で、 どの部分が姿勢に大きく関わっているかということと、 どんな実験をすれば野球の動きに生かせる姿勢を発見できるかということだった。 実験内容を考えるのはかなり難しかったが、 野球の走塁と守備の動きが特に姿勢と繋がりがあると考え、 それについて実験し、 検証した。 できるだけ多くのパターンと回数で平均値を出したが、 自分が予想していた数値と違ったり、 数値の差が小さいものもあり、 それをどう読み解くかも苦労した。 でも最終的に自分のオリジナル実験で、 自分なりの答えを導き出せたことには満足している。
 今回、 姿勢について調べることができ、 長年僕が言われてきた姿勢を良くすることがいかに大切なことか、 やっと理解できた。 日頃から長時間過ごす姿勢によって、 人生の色々なことが変わってくる気さえした。 姿勢が変われば身体が変わる、 姿勢が変われば心が変わる、 姿勢が変わればパフォーマンスが変わる、 ということは姿勢が変われば人生が変わる!と思って、 これからは良い姿勢を心がけたいと思っている。
 初めての労作展は、 時間との戦い、 チャレンジの連続でどうなることかと思ったが、 なんとか完成させ、 賞を頂けたことは本当にありがたく自信にもなった。 まだまだ課題はたくさんあるが、 「きれいな結果が出なくても、 自分なりにチャレンジしてみることの大切さ」 を学ぶことができたので、 それをこれからの労作展、 さらには人生にも生かしていきたい。