労作展

2021年度 受賞作品

音楽科

ラプソディ・イン・ブルー

2年K.S君

 音楽科で労作展に取り組んだ場合、 賞を取らない限り、 他の人の目には止まりづらい。 それが今年、 音楽科で労作展に取り組み思ったことだ。
 僕は今年、 初めて音楽科で労作展に取り組んだ。 なぜ音楽科にしたかというと、 ボカロ製作に興味を持っていて試しにDTMを使ってみようと思ったからだ。 まず曲を何にするか選んだ。 そして丁度ピアノ教室で練習していたガーシュウィンの 「ラプソディ・イン・ブルー」 にすることに決めた。 ここでオーケストラ版の打ち込みをしようと考えたことが地獄の始まりだった。 まだパート譜を見た時はなんとかなると思った。 ただ打ち込みを始めてみると、 これがどれだけ大変な作業なのかすぐ分かった。 二十以上ものパートを五百小節以上打ち込む上にピアノパートの練習もある。 僕はあまり真面目ではないので、 終わりがなかなか見えない作業が本当に地獄だった。 打ち込み終わったときも早く眠りたいという思いが強く、 達成感を感じたのは次の日の朝だった。 打ち込んでいる最中はいい出来だと思っていたが、 打ち込み終った後に聞いてみるとかなりヒドかった。 録音したピアノと合わせるとなおさらヒドかった。 そのためテンポなどを調整し、 なんとか提出することができるレベルにはできた。 だが所々に違和感があり、 いい出来ではなかった。
 そんな感じで労作展当日、 自分のクラスを見てみると多くの人が賞を取っていた。 僕と一緒に音楽科で出した友人も賞を取っていた。 ただ自分の作品には賞はなかった。 仕方ないと思ったがそれは言い訳でしかない。 反省点をはっきりさせ次に生かすべきだと今、 思う。 友人の作品を見てみると、 コンクールに行ったことなどが書かれており、 すごいと思った。 他の人の音楽科の作品、 他の科の作品を見ていると人の目に止まるものとそのままスルーされるものがあった。 目に止まるのはインパクトがあったり、 感動したり、 異質なものだったりする。 作品に賞が付いているととりあえず見てみようと人の目が止まる。 音楽科は音を録音して流したり、 曲をアナリーゼしたりしたものを展示する。 そのため一見地味だ。 録音した音楽を聞くと努力が分かったりする。 ただ、 わざわざ立ち止まって録音した音を聞く人は少ない。 でも賞を取れば立ち止まってみようという人が少し増える。 僕は自分の作品を人に見てもらえるのはうれしいがたくさんの人に見てほしいとは思っていない。 自分の努力した事実は変わらないからだ。 ただ来年は今年の結果、 努力などを糧にしてまた音楽科で挑戦してみたい。