2019年度 目路はるか教室

1Bコース

人工知能、ってなんだろう

昭和51(1976)年卒業日本アイ・ビー・エム株式会社 / 研究開発 アカデミック・アドボケート事業部長 / 工学博士

石川 繁樹 氏(いしかわ しげき)

 今やコンピュータは、身近の存在として、いつでもなんらかの形で、人々の生活に密着し、様々な支援やサポートを行っています。特に最近、人工知能といわれる、人の知能に類似した機能や能力が、コンピュータにそなわってきました。

 コンピュータの中では、0・1の二進数で、非常に高速な計算が行われていますが、その応用として、SF映画やアニメに出てくるようなロボットや、自動運転の自動車が、現実のものとして出現してきています。そして、チェス、将棋や囲碁といったゲームで人間と対戦し、人間に勝利するコンピュータも出てきました。これらを実現しているものは、進化したコンピュータたちです。

 この授業では、コンピュータの歴史、コンピュータと共に歩んできたIBMの歴史と現在の姿を紹介し、さらに、コンピュータのしくみ、人工知能のしくみを、わかりやすく紹介しました。また、それらが現実の世界で、どのように利用されているか、具体的なアプリケーションを体験してもらい、人工知能に触れる機会を設けました。

 こうした体験の中から、今後も出てくる新しいテクノロジーに興味を持って頂き、さらに、生徒さんたち自身が、人工知能をはじめとする様々な未来のテクノロジーの研究や開発にたずさわったり、あるいは、それらの担い手となって、新しい未来の世界を作って頂ければ幸いです。

 

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